そう!まるでゆでたまごのように!
はいはい、様子がおかしなささささです。
皆様お元気ですか?
私はご想像に違わず見事にお元気です。
昨日、甥御が増えました。素晴らしきかな。かなかな。
今、心がひと皮剥けて、つるりと新たな気持ちです。
昨日の退社後、産まれたと早とちって病院に断りも無く駆けつけたらば、まさに陣痛盛りで、迷惑と知りながらお産に立ち会う運びとなりました。
命の発生の瞬間は、なにやら強烈に、強引に、パワーが満ち満ちるのかと思いきや、柔らかに空気がすんと澄んで、ぬくぬくとまろやかな一時でした。
それにしても経産婦の方は御存知でしょうが、出産とは本当に、真に、切実に、もう極端に大仕事で、正に命がけとはこのこと。
今まで見たことの無い義姉の一面に、分娩台と私の間を仕切るカーテンの模様についてだけに専念していなければ、うっかりだらしなく泣いてしまいそうでした*1。
ついその前日に、母性についてあれこれ考えていて、結果、母性の奴隷になるまじ、という結論らしいものに落ち着いたのだけれど、彼女の分娩見学を経て、我慢弱い私の場合、どうかしてるくらいに母性が芽生えなければどうやら乗り越えられる出来事ではなさそうだ、と思いなおしました。
そういえば、経産婦の友人に「さえちゃんは我慢弱いから出産は難しいかもしれない」と言われたことがあった。
今なら彼女の言葉ががしくしく心に響きます。いて。
週末は産まれたての彼に会いに行こう。
呼吸の成長を見届ける*2。