雑誌ジプシー

久方ぶりにエルジャポンを購入。
雑誌は何を読んでももひとつ満足できない。
出版社もいちいち個人の好みに合わせることも出来ないし、ようし!かつてない新しい雑誌の刊行を目指して出版業界でばりばりやるわ!と言うことも出来ないし、既存の雑誌で満足できる記事を拾い読みするしかないんだけれど。

さてさて、エルジャポン。
とても久しぶりのエルジャポン。
かつてとても気に入って愛読していたんだけれども、自他共に認めるフレンチかぶれに加えて影響されやすい性分なものですからエルジャポンにとてもすんなりと染まってしまいそうで、ある時期からなんとなく距離を置いていたのです。

「そうね、今夏の気分はエスニックね。リラックスしたスタイルにラグジュアリーなアクセサリーを合わせるのが気分なの」

とか言い出しそうでしょう。
染まりやすいので大変リスキー。
そろそろ、いい大人だしそんなあっさりと染まったりもしないでしょうにと思い、そしてここのところ面白い雑誌がないわ、というわけで買ってみたエルジャポン。

なんだか、こんなにリッチな雑誌だったろうか*1
というかそれ以前にママ向け雑誌になっている。
ターゲットは(多分)昔のままで、そこに子どもがくっついているという感じ。
子供服の為のページが設けられていたり、一ヶ月コーディネイトの生活の中に子どもが参加していたり、登場するモデルさんたちの横に添えられているキャプションも「三人の子持ちとは思えないプロポーション」だとか「去年ママになったばかりの彼女」だとかママであることが大変大切にされていたりと、子を持たない私はやんわり突き放された感じがありました。
雑誌なんてなくても生きてゆけるんだい、と思ってもみるけれどやっぱり質のよい体を持った人たちを定期的に見ていないと身体がぶったるんでしまいそうだし、購買意欲を掻き立てておかないとお買い物不精になるし、お買い物不精になると不景気がそのアレだし、デフレスパイラルがなんかそんなあんな感じだし、うんとまあ要は雑誌があったほうがいいんです*2
さて次は何の雑誌を買おうかなー。



あれれ、よく表紙を見たら思いっきり「おしゃれママが魅力的」と書いてある。
ちゃんと確認してから買うんだったなー。

*1:世の人たちはみな口癖のように、不況だ不景気だとさえずっているというのに。

*2:ダ・ヴィンチは毎月買ってるけれどそれはまた別のお話。