寝下手

最近薄々気付いている。
寝るのがどうも下手らしい。
決してセンチメンタリスティックな意味 *1ではなくて。

リビングでパソコンをいじくっていたり、本を読んでいたりあれやこれやしていると、あらこれ眠いわ、と瞼が重くなることはしばしばなのですが、そこで寝室へ行ってお布団にもぐりこむと途端眼が冴えてしまいます。
真暗い寝室で眠気を手放してしまうと、眠りに落ちる瞬間の訪れが途端に恐ろしくなる。「あー眠い、寝るぞ、こりゃ寝ちゃうね、うん寝る」という感じに睡魔の到来を出迎えてから寝たいのに、寝室ですっきり冴え渡った脳みそで瞼を閉じると、「残念、もう朝」と朝が来るたびに驚く羽目になるのです。
それがとても嫌だ。

あれこれごそごそするための空間、つまり実家の自室とかワンルームのお部屋にベッドがあるのがこれまでの生活でしたので、急に「寝室」と眠るための部屋が設けられてどうやら身体がついていけていない様子。
ごそごそから眠りに移行するのが当然と身体はきっと思っている。
つまり、こどもにとっての絵本やら、子守唄やらの寝かしつけが、私にとってのごそごそ、ということ。
ごそごそなくして、理想的な睡眠はやってこないのかもしれない。


けれど、夫が仕事の都合上早寝なので私が寝る時刻に彼は眠りの底にいる。
ごそごそして起こしたりするのは申し訳が無さすぎるので、とりあえずこの問題は保留。
そんな優しい良妻の私は多分明日も未明にびっくりして飛び起きる。筈。

*1:昔々、326が「いつからだろう、夜上手に眠れなくなったのは」というポエムを書いていた。のを思い出したのです。