イチゴの香り、否。

洗濯用の洗剤が無くなりかけたので数日前に新しいのを買ってきました。

今回はふんわりニュービーズ ジェルタイプ。

「無くなりかけ」だったのでまだ前のが残っていたわけですが、愛くるしいピンクのキャップが開けてくれよとせがむので仕方なくまぁ、一回だけならフライングもよかろう、と使ってみることにしてみたのであります。


さて、くるりくるりとキャップを回すと甘い香りが漂います。

思わず鼻腔を全開に膨らませてくんと匂いを嗅いでみるとなんと、ピンクのキャップに似つかわしくイチゴの香りがするじゃないですか。

洗剤にイチゴだなんてとんだ洒落物だ、と思いパッケージに目をやると



「ピンクローズの香り」

エレガントな流れるような文字で書かれてありました。



でも何度嗅いでもイチゴの香り。

誰がなんと言おうとイチゴの香り。

さらに言うならイチゴの飴玉の香り。

いやもしかしたらカキ氷のイチゴシロップの香り。

もしかしてイチゴの味までしたりしてー。ははん。



納得いかずキャップを鼻先に据えて執拗なまでに鼻を鳴らしていると、思いの外近づいていたらしいキャップの先が洗剤の滴を携えてお口にぴたりとくっつきました。





静かににキャップをボトルに被せ、洗剤がついた口元をごしごしと拭いながら負けを認めることで決着。


ピンクローズを主張したいふんわりニュービーズのささやかな反撃。

ニュービーズの勝ち。