驚くべき大急ぎで夏が冬ヅラで秋をシカト。

寒がりの私にとってこの気温の急降下ぶりは、ほぼ冬です。
ひざ掛けがもう登場。
カーディガンも、パーカーも登場。
三日ほど前、ヒーターをつけようか迷ったけれど微細な理性で思いとどまりました。


秋になると、「ああ、どうやら今年も冬がやってくる」と悲しくなり、冬になれば、「冬が来た、何ゆえ冬が来た」と恨めしい気持ちになり、加えて、「こんなに心臓に悪い寒さで大切な人たちの心臓は大丈夫なのだろうか、急に止まったりしないだろうか」と心配事がただでさえ多いのに増え、春になれば「ようやく冬が終わった、しばらくは冬じゃないのねー」と冬の不在に浮かれ、夏になれば、「今が冬の真反対で嬉しい!冬を微塵も感じない、それが夏!」と冬が想起されないほどの熱気に感謝をし、一年を通して冬のことを思わない季節がないほどに冬に翻弄されていると、結局のところなんかそれって一年中冬じゃあないか、と昨日、ふと思った。
憂鬱と驚き。


体調は万全なのに胃腸が弱いから、おなかを冷やさないように気をつけてるのよ、みたいな。
常について回るささやかな持病みたいな、結局ずっとそれを留意してるわずらわしさみたいな憂鬱。

赤と白の卒業式やなんかの垂れ幕は、赤に白か、白に赤かの議論みたいな。有の為に無があるのでなくて無の為に有があるのか、まさか、みたいな驚き。

季節は本当に四等分なんでしょうかね。
私、冬の上にいつだって転がされてるような気がしてならんです。