西加奈子にドラミを売る

昼寝中、そんなとんでもない夢を見ました。

春夏に時々使うドラミのイラストが入った鞄。
遺伝子レベルでドラえもんが好きなので、飛びついて買いました。
実用的な形はあまり好みではないのだけど、ドラミの笑顔で全て帳消し。なんて愛くるしい。そして眩しいウィンク。
こんなに気に入っているのに、夢の中の私は何を血迷ったかチャリティーバザーにこれを出品していました。
しかも、スタッフのおばさま達によって、ドラミの裏一面が和柄の布でリメイクされていた。
それを見つけるや殆ど泣きそうな気持ちになって、出品したことを激しく後悔し、ドラミごめん、ほんとごめん、母さんを許してと思いながら何とかドラミをバザーから取り下げる作戦を企てていると、どういうわけかテヘラン出身作家、西加奈子氏が「これえーやん」みたいな口調で私のドラミを買おうとしていた。
眼に涙を浮かべて「これ私のなんです」となんとか言ったものの、「売らないもんね」とは言えなかった。


何だろう。
最近あまり使ってもらえないドラミの訴えだろうか。
「あんまり相手にしてくれないとあたしよそんちの子になっちゃうんだから」と。
だとしたらドラミってば芸達者。
あ、そっか。未来デパートにはなんでも売ってるんだった。
夢に出るくらい朝飯前かー。