趣味の園芸

立て続けにお花を頂ました。
切花ではなくて、苗花。
家にはお庭があるわけじゃなし、かといって苗のまま置いておくのも可哀想だし、はてさてどうしようかというわけで、よく前を通る園芸屋さんに相談に行きました。

園芸屋さんの女性はとても親切に接客してくださって、鉢のサイズを選んでくれ、土を選んでくれ、「バラとパンジーがあるんです」とお話しすると「それなら一緒に植えられますから」と寄せ植えを薦めてくれ、加えて80円の白とピンクのツートンカラーの愛らしい小さなお花のついた苗も勧めてくれました。

「これを前にしてパンジーとバラを後ろに植えると可愛いですよ」

こんなことができたらガーデニングできる人みたいじゃないですか。
「ろはすだよねー」とか言ってそうじゃないですか。
すごく生活を大切にしてる人みたいじゃないですか。

玄関先でこの小さなピンクと白が花びらを揺らすところを想像しただけで、なんだか大人になったわと酔いしれてしまいました。

言われたとおりに苗を植え替え、お日様にたっぷりとあてて、お水もあげて、あれからもうすぐ一月が経とうとしています。


パンジーもバラもどういうわけか花を落とし、白とピンクは「もこもこ大きくなりますよ」という予言を無視して現状維持を果たしています。
夫は「春になったら咲くよ」と朗らかに言ってみせますが、私と一緒にお花を頂いた方たちのお家ではパンジーとバラはふくふくと咲き誇っているらしいです。


ほとんど諦めた気持ちになっているところに、昨日、またしてもパンジーを頂きました。
植えますよ、植えますけどね。